2017/01/04

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】時間を味方に



さぁ、

2017年も社会は動き出しました。

近頃、

時間を作る・朝カツ・質の高い暮らし

というようなことが言われるようになりました。

効率的に時間を作り、

空いた時間を自分(や家族)のために使い、

人生をより良いものにしていこうとする促しのようです。

まず、「時間を作る」ということを

ただ聞くだけだと、

睡眠時間を削ったり、

効率良く仕事を済ませたり、

朝早く起きる、

というようなことが浮かぶと思いますが、

この本当の意味は、

自分にとって・・・

本当に重要なことを優先させることだと思っています。

本当に重要なことの定義を見直すこととも言えるででしょう。

ただ早く仕事を切り上げて、

空いた時間ができたとき、

やらなくてはいけない他の用をする時間にあてる

ということでは、

いつまで経っても、時間の魔法から抜け出せないものです。

はじめはいいでしょう。

ですが・・・

そのサイクルに一度慣れてしまえば、

毎日の「やるべき用」が増えてきて、

以前より早く仕事は終わっているはずなのに、

焦り感、バタバタ感・・・・・

これでは、前と同じ。

どんなにあっても足りなくなる、

というスパイラルと同じです。

本質は、

時間を早く切り上げる(時間を作る)ことではなく、

何が、自分にとって一番大切なことかを見つめることでしょう。

自分にとって優先順位の高いものはなんですか?

ということなのです。

空いた時間を優先順位の高いことから進めるのは、

当然のことですし、

誰でもある程度無意識にそうしているはずなのです。

ですが・・・

あなたが優先順位のトップに持って来ているその作業は、

そんなに優先すべきことでしょうか?

そう思いこんでいるだけ・・・

ということはありませんか?

時間を味方にするという

やるべき優先順位は次の通りです。

まず・・・

今日(明日)中の締め切りを守らないと、

本当に大変なことになることを認識すること。

次に・・・

今、自分が一番したいこと。

そして・・・

やるべきこと。


今日の締め切りは当然です。

絶対に明日が締め切りのこと、

身の回りのこと、

仕事を含め、

これを飛ばしたら?

本当に、大変なことになる。

という作業は確かにあるので、

それは最優先です。

多くの人の場合は、

2番目と3番目の順序が逆になっています。

または2番目の内容が、

もっとずっと後、という場合もあります。

まじめな人ほど、

「やるべきこと」を優先しがちです。

今日やらなくても間に合うものでも、

とにかく早めに取り掛かろうとします。

例えば、主婦の場合、

今日やらなくてはいけない家事は、

やらなければたしかに家族に影響が出るかもしれません。

ですが・・・

本当に、

そこまで完全にする「やるべきこと」でしょうか?

「○○たるもの、こうするべき」

という枠に縛られているだけ、ということがたくさんあるのです。

「母たるもの、主婦たるもの、こうするべき」

「父たるもの、夫たるもの、こうするべき」

「親である以上、これが理想の親」

「大人である以上、きちんとするのが責任感」

などなど、社会での役割に自分を押し込めて、

勝手に課題を増やしている、

そしてひとりで勝手に苦しくなる……。

毎日の雑用に追われ、

それをこなすことで精いっぱいになり、

夢や望みのために自分の時間を使えるのは、

限られた人だけだと思う……。

全部、勝手な思い込みです。

この考え方をしていると、

多くの情報が溢れるこれからの時代は、

ますます時間が足りなくなっていく感覚になるでしょう。

優先順位が必要です。

簡単に言えば、

来週でもいいものは、来週やればいいのです。

嫌なこと、気が進まないことは、

今日やらなくてもいい、

後にまわしても大丈夫です。

念のために言っておきますが、

もちろん、1番目は最優先です。

嫌いでも気が進まなくても、

それを外したらもっと面倒だからです。

もし・・・

1日が24時間ではなく、

18時間だったら?

1週間が168時間ではなく、

126時間だったら・・・

時間を味方にすること大切にしましょう。