2017/10/05

パール幼稚園【ファンが生まれる幼稚園】あそび・・・から



年少クラスで鬼ごっこを展開しようと思うとき、

幼稚園教諭ならば、

言葉では説明せずに、

ごっこのイメージを取り組みます。

例えば「三びきのこぶた」などを読み聞かせ、

オオカミの役に先生がなりきれば、

自然に園児たちは、こぶたになりきり、

オオカミからこぶたが逃げるという、

追う=逃げるという基本ルールが成り立ちます。

ごっこ遊びから鬼ごっこへの展開となるのです。

そして・・・

男子の大好きなヒーロー遊びも同じ構図となるのです。

さて、ここからが重要。

「自分の思い通りには行かないこと」へ、

どのようにして向き合って行くのか?

足が遅く、いつも鬼になってしまう・・・

逃げていても、すぐに捕まってしまう・・・

自分はレッドのつもりなのに・・・

いつも、やっつけられてしまう・・・

それらを言葉にして伝えて行くことで、

『自分の思いを大切にする交渉術の土台となるのです。』

このようなシーンを我が子から聞くと、

大抵のママは我が子のために園に連絡をしてきます。

「ウチの子を、よくみてください・・・」と。

では?

家ではどのように事象を理解させているのでしょうか?

と・・・・・

逆に、質問したくなることもよくあります。

人とは自分で仲良くなるものです・・・よね。

そもそも、交渉術とは、

自分の意見と相手の意見を織り交ぜて、

自分も相手もハッピーになれる落としどころのことです。

ご家庭での助長・・・

自分中心で物事を解決するような助長が多いように見えるのです。

幼稚園という場所では、

自分の思い通りにならないことも覚えないとなりません。

努力しても、

結果に導けないこともあることを理解しないとなりません。

自己制御と自己主張のバランス。

とても重要になる時代です。

昭和と平成の教育の違いかもしれませんね。